底面に広がる水くさ草原にチャレンジしたけれど

かれこれ1年前に軽い気持ちで始めた水草水槽の立ち上げ。熱帯魚の飼育は数十年の経験はあります。ただ僅か十数種類程の小さな生体しか扱った事もなくこれと言って自慢出来るものは何一つありません。今回水草に興味を持ったきっかけはインターネット上で見かけた「世界水草レイアウトコンテスト2015」の作品でした。あの限られた水槽の中で緑や赤など色とりどりの水草が輝きと鮮やかさを放つている事にすっかり魅了されたからでした。正に生きた絵画そのものでした。『自分にもちょっとは真似事位は出来るだろう』と安易に考えていたのがそもそもの間違いでこの挑戦が始まって以来、これまで何度も何度も失敗を繰り返し今度こそ調子が良いと思った矢先には強靭な黒髭に流木や石などを荒らされたりなど、何度も苦戦を強いられ挫折と絶望感を味わってきました。時には水槽を空のまま放置した事もありました。その間、様々な資料を読んだり他の失敗談を読んだりして自分を慰めたり励ましたり、その度に気持ちを奮い立たせその事で逃避心から何とか凌いできました。狭いガラス箱の空間で自然サイクルに似た境地を作り出す事が成功する秘訣と言っても過言ではないのです。その事は言うなれば水草の育成と管理についてかなりの熟練者でないと極めて難しいと言える事、具体的には水質、水温、肥料、照明、CO2添加とトリミング、それと時間経過と共に遭遇してくるだろう苔など邪魔者の対策など、その場その場の環境の違いによっても状況が変化する事も難しい課題となります。まだまだ小さな事は山ほどあるのですがこれらの全てに目をやる事と持久力さえあればきっとご褒美にあの素晴らしい鮮やかな絶景を手に入れる事が出来るのかも知れません。ここ数日は我が家の水槽も久々に緑鮮やかな葉っぱ(キューバ・パール・グラス、グロッソスティグマ)を底面一杯に広がり始めています。コーヒー片手にほっと胸を撫でおろしているところです。まだまだこれからも油断出来ないながら日々水草の手が四方八方に伸びて行くことに喜びを感じています。